人月とは1人が1月に行う作業量(工数)のことです。作業量の見積もりでよく使われる言葉です。直感的にわかりやすい単位なので良く使われるのだと思います。
人月でいう1月は20日間のことであり、1日は8時間の作業を行うとしているのが普通です。1人が1日に行える工数は1人日。1人が1時間に行える工数は1人時となっていきます。
どれも求め方は(人数)×(時間)で簡単に求められます。速さと時間と距離の関係と同じなので小学生でもわかる計算です。速さが人数、時間は時間、工数が距離となります。
1日が8時間となったりするところだけが変換をややこしくしますが、難しいのはそれくらいです。

作業をするのに2人で3日かかるなら、6人日。
1人で6日作業しても6人日です。

2人でやった方が効率の良い作業とか個人の能力差とかは考えないので、あくまでも大雑把な見積もりです。見積もる人の能力で人日をはじきだすのがその人には使いやすいですが、他の人には使えないことに注意が必要です。

自分のスケジュールを決めるのには使える方法だと思いますが、これを元に料金を決めているのはかなりの馬鹿者だと思います。 なぜならこれは作業の量を測るだけの話であって、作業ごとの単価はまるで関係ないことだからです。作業量が多いのだから料金が高いというのなら、受け手は無意味に作業をゆっくり行うでしょう。
とはいえ、時給という考えが日本には根強く浸透しているため、前述の主張は通ることが少ないのが現実です。特に年を取るほどそのような時間に対して対価を考えがちです。(あくまでも傾向です。年齢を経ても新しいことに理解を示す人もいるでしょう。)
そうなっている以上は仕方がないので、ちょうど良い時給を決めるだけです。難しいことや簡単なことを入れたうえで平均をとります。
例えば、難しい作業の場合は時給3千円。 簡単な作業の場合は時給1千円とします。この場合、同じ時間だけ難しい作業と簡単な作業を行えば時給は2千円です。必要な分だけの時給を請求すればいいのです。

人月は大雑把な費用を出すのには使えます。人月が多ければそれだけ費用は大きくなります。細かい数字を出すために使われていたら、それは疑った方が良いです。