格安スマホという呼び方で非常に料金の安いサービスを提供しているMVNOというものを聞いたことがあるでしょう。利用者からすればどうでもいいことですが、従来の携帯電話のサービスを提供する会社とは別のものだと考えておけばいいでしょう。

キャリアと呼ばれるドコモ、au、ソフトバンクは自社で回線網を持っています。これらは移動体通信事業者、英語ではMNO(Mobile Network Operatorの頭文字)といいます。(キャリアという呼ばれ方がなぜか浸透しています。)自社で回線を持ち、それを使って携帯電話を利用するためのサービスをユーザーに提供しています。回線は日本中にケーブルを張り巡らしたり、メンテナンスを続けたりしなければならないので、MNOは大きな会社以外はできない事業と言えるでしょう。

MVNOというのはMobile Virtual Network Operatorの頭文字で仮想移動体通信事業者という意味です。MNOから回線などの設備を借りて携帯電話サービスを提供している会社のことです。MVNOは自社で設備を持たず回線を借り受け、それを更に契約者にまた貸ししているわけです。どれくらいの額で回線を借りているのかはわかりませんが、自社で回線を持つよりは安いのは間違いないでしょう。

MVNOは一般の利用者に携帯電話(スマホ)のサービスを提供しています。この月額料金は音声通話とインターネット機能ありでは2000円程度です。キャリアでの契約では5000円以上はしますから非常に安いです。じゃあ、みんなMVNOを利用すればいいのにとなるかというとそうではありません。
まずガラケーを使っている場合はキャリアになるでしょうし、ガラケーの料金は抑えると1500円程度にできます。つまりガラケーを賢く使える人なら、MVNOにする必要はありません。
スマホを使いたい場合は確実にMVNOの方が基本料金では安くなるでしょう。基本料金と断ったのは音声通話はかなり高いためです。MVNOでは音声通話がないこともありますが、ある場合は30秒あたり20円という料金が普通だと思います。これは1分40円になり、1時間では2400円になります。通話をする場合は高額な利用料になります。(ガラケーの最も安いプランと同額の通話料と考えて良いと思います。無料通話分もないです。)
サポートを受けたいという場合もMVNOでは期待できません。基本的に自分で調べてどのMVNOを使い、どの端末を使うか決めなければいけません。MVNOはSIMカードを利用者に渡します。これを端末に挿せば通信網の利用が可能になるのですが、どの端末が利用できるかということを自分で調べる必要があります。使えなくても自己責任となります。 キャリアでは使える端末を契約とセットで販売することが基本なので、使えないということはありません。MVNOを使うにはSIMフリーの端末を自分で用意して、それにSIMカードを挿します。SIMフリーの端末は1万円~10万円くらいです。複数の端末があれば、気分により携帯を変えることもできます。

MVNOを使う場合は自分で調べることができるかを考慮して契約するのが良いです。データ通信の契約だけして試しに使ってみるというのもおすすめです。